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知っている方いますか?ナンジャモンジャノキ [植物 雑記]

私宅の庭の一角にナンジャモンジャノキを一本植えている。


この木は飛騨の山野草愛好家から頒げてもらったもので、

もう15年以上になる。そのわりにほ成長していない。

地味が合わないのか、手入れが悪いのかはわからない。


この木の野生は、日本では岐阜県・愛知県と対馬北部に限られているから、

日本で は珍木のひとつと言える。その点、以前に紹介したハナの木と同様である。


外国では朝鮮半島、中国、台湾などアジアに自生していて、

同属のものは北アメリカ東部に一種あるだけとある。


このナンジャモンジヤノキと言う名は俗称で、正式な植物名はヒトツバタゴと言う。

文献によると、江戸時代に尾張の本草学者が初めて発見し、

この木をトネリコの仲間 と判断し、トネリコの方言をタゴノキということから、

単葉のタゴ、ヒトツバタゴと名付けたとある。また、江戸青山六道の辻に植えられていて、

その名前がわからぬまま、ナンジヤモンジヤと呼ばれたことが、

俗称として伝わったとある。それはそれとして、数少ない木のひとつであることに違いはない。


私はこの木の大木を、I5年ほど前、出張時に栃木県西那須野町のとある辻で、

同行の知人の案内で実見した"珍しい木だからと、わざわざクルマを停めて見せてくれたが、

既にこの木の俗称の由来を知っていたし、わが家にも植えていたから、

それほど特別の感は無かった。台湾ではタゴという大木は知っていたが、

それほどの木とは露ほども知らなかったから、なんの印象も残っていない。


植物図鑑によると、25㍍にもなる落葉大木で、5月に白い花をややまばらにつけ、

花時は壮観とあるが、わが家のナノジヤモンジャノキはいつ頃開花してくれるだろうか。

20㍍以上にもならねば開花しないとなると、まだまだかなり先のようだから、

果たして私が花を見ることができるかどうか疑問だ。


余談だが、白馬岳や大雪山にはナンジャモシジャゴケという苔があるそうだ。

どんな苔なのかは寡聞にして知るべくもない。これまた珍しい苔なのだろう。


庭のナンジャモンジヤは目下落葉し、寒風に肌をさらして冬眠している。

やがて、もうすぐ春”のシーズンになると芽吹いてくる。

そのころまではこちらも冬眠だ。



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