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トロピカルフルーツではないキウイフルーツとは [植物 雑記]

栽培も容易で多収穫ができ、味はすこし癖はあるものの子供に親しまれ、

価格も安 く食用されているキーウイフルーツという果物がある。


見たところ南国産の果物とい うイメージが強いが、元々は中国原産の果物と言うと、

ウッソーと言葉が返ってきそ うだが、正真正銘のしかも歴史の深い中国の果物なのである。

だから日本でも容易に栽培できる。いわゆるトロピカルフルーツではない。


モノの本によると、二十世紀の始め、英、米、仏、ニュージーランドなどの国々が

中国からキウィフルーツ(中国名(ミーホータオ)を導入した。

当初は庭園の観賞用植物だったが、果実の栄養価が高く、

経済価値も高いことがわかり注目され始めた。


経済栽培に最も早くから力を入れたのはニュージーランドで、

l940年代に商品生産に入り現在も世界最高の生産量を誇っている。


中国でのキウィに関する書物の記載は古く、唐代、1200年前以前から栽培されていた。

中国原産の品種は52種と多いが、中でも著名なのが中華ミーホータイと言う品種で、

果重は20~50グラムで大きいのは150グラムにも達する。

成熟期は9~10月となっている。しかし、現在のところ、一部の有料品種が生食されるほかは、

大部分が缶詰やジヤム、果汁、果実酒などに加工されているのが現状である。

今後よりいっそうの発展が期待されている果物と言えよう。


中国としては、ニュージーラシドにお株を奪われた形ではあるが、近年になって重視されるようになり、

各地で資源調査が行われ有料品種を選出して商品栽培が行われている。


世界の新興の果物であるキウイフルーツ、ミーホータオではあるが、

このように歴史は古い果物であることは興味深い。


キウイフルーツの名は、ニュージランドに棲むキウイという鶏ほどの大ききの夜行性の鳥に、

果実の形が似ていることから名付けられた。なお、鳥の名は鳴き声に由来している。


皆さんも口にする機会は多いでしょうが、私は古い人間ですかあまり好みません。
「木の実の文化誌」参照、一部転記しました。



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